2011年3月11日の東日本大震災の日、私はパナソニックフェアに参加していました。
その日突然襲った大きな揺れ、電気の止まった暗闇の街、エネルギーの無い不安。エネルギーの必要性。その体験が今にして思えば再生可能エネルギー関連会社設立の原動力になったと思います。
新会社「(株)極光(きょっこう)」は(株)ワタナベデンキのグループ会社として平成25年6月、資本金1千万円、再生可能エネルギー事業(太陽光、風力、バイオマス等)を扱う会社として設立。計画面積、3万4千394平方メートルに、東北でも初めてとなる秋田杉を使った木製架台に、太陽光パネル6千384枚を設置。環境負荷の少ない秋田杉を架台とした大規模ソーラーとしては、東北初となる発電所です。
農振除外等の壁もありましたが、現在、三種町森岳上台にメガソーラー発電所(ソーラーガーデンみたね)として8月より東北電力に売電開始しました。
再生可能エネルギー事業は、社会奉仕性の高い事業なので、地域活性化を考慮しながら力を入れていきたいと思います。
又、進化するテクノロジーを見極め、有効活用し、時代の追い風に乗り、町の再生可能エネルギー事業のパイオニアとして、もっと大きなエリアで躍進出来る様努力してまいります。
最後に「極光」という社名は、私の妻の祖父に付けてもらいました。戦争、大震災を体験した方から貰った名前です。三種町の皆さん、共に頑張りましょう。
三種町議会だより第35号(H26.10.15) 24ページ:「次代を担う企業 シリーズ1・編集後記」